産業振興センター診療所

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エンジンブロー‼

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さて、ボディの修復と足回りの修理がおわったので8月9日に富士スピードウェイに試験走行に行ってきました。まだラッピングはしていないため色はへんてこです。入念に準備をしてコースインをしました。タイヤを温めつつコカ・コーラコーナーでアクセルを踏んだところ、思ったよりパワーが出ない感じで、旧型のBRZってこんなにパワーなかったっけ?と思いながら走っているとヘアピンの立ち上がりか300Rのところで、エンジンから異音がし始めました。バックミラーで確認するとオイル漏れはないようです。そのままピットに入ると油圧がゼロであり、エンジンルームから煙が出ていました。結局1周もまともに走ることなく終了、そのまま積載車に乗せられました…。

車はその日に工場に入り、その日のうちにエンジンが下ろされました(上の写真はガランドウになったエンジンルームと下ろされたエンジン)。エンジン(下の写真は下ろされたエンジン)を分解して原因を精査したところ、エンジンブローの原因は油圧の低下によるメタル損傷でした。

メタルとは

エンジンは上図のように燃焼室でのガソリンと空気の混合気の爆発でピストンを押しさげ、コンロッド(連接棒)を介して、ピストンの上下運動を、クランク軸の回転運動に変換しています。コンロッドのクランク側にある穴にはメタル(クランクピンメタル)というパーツがあり、エンジンをかけるとオイルポンプからエンジンオイルが供給され、メタルと軸は直接触れないようになります。

今回のエンジンブローの原因

下の写真は222号車の分解されたエンジンから取り出したピストンとコンロッドとメタルの写真、およびメタルが油膜切れで回されたために、コンロッドに溶着してしまったメタルの写真です。

原因はおそらく富士チャンピオンレース初戦(3月2日)のクラッシュの時にオイルクーラーホースが折れ曲がっていたので油圧低下を招いていたと考えられます。ボディ修復時にホース、オイルクーラー本体は損傷していたので交換しましたが、これが原因でメタルまで影響を受けていたのはわかりませんでした。

今回のエンジンブローではエンジンのヘッドはオーバーホールをすれば使えそうで、シリンダーも純正オーバーホール用ピストンを使用して、シリンダーブロックは再使用で行けるとのことで、新しいエンジンを載せ替える必要はなさそうとのことです。